WEBを扱う仕事の基礎知識としてどうしても外せないのが、SEO・・・!
今回は、SEOについてよくわからない方に重要なポイントを解説していきます!
SEOは色々なテクニックがあると言われておりますが、
実は本当に重要なことはこの基礎知識にあります。
逆にいえば、この基礎を無視しているテクニックは基本的に悪手になる可能性も高いので、
ネットで言われている(古い考え方など)さまざまな情報に騙されずにひとつづつ理解して実践していきましょう!!
そもそもSEOって?
ポイント
SEO = Search Engine Optimization:検索エンジン最適化
SEOは、ネットで調べ物をする時に使う「検索エンジン」を使ったマーケティング戦略のひとつです。Googleなどで検索をして、自分のサイトが表示されることにより、商品サービスを知らないユーザーに対して訴求できるチャンスを作ります。
いわゆるキーワードを入力して出てくる検索のことを、自然検索と言います。
そして、最もクリック率が高いのはやはり1位に表示されるページです。
自社サイトをWeb上に公開しても、商品サービスに関わるキーワードの検索結果が5ページ目や6ページ目に表示されていたらほとんど見てもらえません。
なので、関連キーワードの自然検索を通して情報を探しているユーザーが自社サイトを見られるように、上位に表示させていく必要があるんです。
理解しておきたいSEO3つの基本
ポイント
・検索ユーザーの行動
・Googleの理念
・検索エンジンの仕組み
検索ユーザーの行動を理解する
あなたは検索する時、どんなことを考えて検索をするでしょうか?
SEOを考える上で、ユーザーがどんなことを考えて検索していくのかをイメージすることが大事です。
ユーザーには検索する目的があります。その目的が達成されるまで検索を繰り返していきます。
そのプロセスの中で検索で使うキーワードを想像して自分のサイトで使うキーワードを決めていったりします。
自分の商品サービスを予約してもらったり、購入してもらったりする最終的なゴールのことを
「コンバージョン」と言いますが、ユーザーがコンバージョンに至るまでに
どのようなキーワードで検索していくのかという「相手目線」の過程を理解していくのが重要になります。
Googleの理念を知る
検索エンジン最大手のGoogleの立場で考えると、世界中の情報を整理し、
アクセス可能で有益なものにするという使命にしています。
要するに「みんなに自社の検索エンジンを使ってほしい」と思っているわけです。
そのためにGoogleはどんなことを考えなければならないか?
世界で一番の検索エンジンであり続けるためには、
Googleの立場で考えると「多くのユーザーがずっと使い続けられる、
常に有益な情報を手に入れられる環境」を目指していることになります。
だからこそ、Googleは「ユーザーにとって有益な情報が常にあると思ってもらえるサイト」である為に、
検索結果上位には有益な情報を掲載するよう、動いているのです。
「ユーザーに求められるサイトこそ、Googleにとっての良いサイト」ということになります。
この考え方は使命として一貫して掲げています、これまで何度も検索アルゴリズムのアップデートを行ってきましたが、
Googleの企業ポリシーが変わらない限り、そこが変わることはありませんでした。
つまり、ユーザーである人間が良いと思うものを、同じように良いと判断できるようにアルゴリズムを改良し続けているんです。
なので、しっかりとしたサイトを運営するには、ユーザーのことを考えてWebサイトを最適化していくことが
結果的に進化を続けるアルゴリズムの対策にも繋がってくるということです。
検索エンジンの仕組み
ユーザーの心理を考えること、ユーザーにとって有益な情報であることを意識しながらも、
知識として検索エンジンがどのようにデータを「有益である」と判断しているかの仕組みも
同時に知っておく必要があります。
例えば、改善を行った自社のサイトやページがどのように検索エンジンに認識されて、
検索結果に表示されているか。
検索エンジンは毎日Web上に存在する無数のページをデータ収集しています。
クローリングと言って、クローラと呼ばれるロボットがWebサイトを巡回して情報を収集しています。
そしてクローラが収集した情報をデータベースに登録(インデックス)し、
検索エンジンにWebサイトのページが認識されていきます。
そしてインデックスされた情報をもとに様ざまな要素で評価を行い、
そのページの検索順位を決定します。
「ページがインデックスされていないこと」「WEBサイトを更新したのに反映されていない」という問題が出てくる要因だったりします。
このように検索エンジンは、ユーザーの知りたい情報を最も満たすコンテンツページを
検索結果の上位に表示しようとしてくれるんです。
SEOのメリットとデメリット
メリット:検索結果を通じて自社のサービスや商品を知らないユーザーと接点を持つてる。
目的を持って情報を探しているユーザーとの接触は、
商品サービスを販売できる非常に効率の良い集客方法です。
SEOは費用が発生することはありません。
キーワードで上位表示できれば、ユーザーのアクセス数が増えるので、
広告などの予算を使わなくてもコンバージョンに繋げることができます。
デメリット:一定の時間がかかる・アルゴリズムの変更で順位が大幅に変わる事がある
検索エンジンに評価され順位や流入が増加するまでには時間がかかります。
SEO対策をしてくれる代行業者もいますが、そんな簡単にアクセスを稼げるようなものでもないので、
代行をお願いする場合には十分気をつけてください(詐欺みたいな業者さんも残念ながらいます)。
そして、いくら改善施策を行っていも、
競合の状況や検索アルゴリズムのアップデートといった影響によって順位が大幅に変わることもあります。
SEOではこのような特徴を理解しておくことがとても重要です。
必要なSEO施策とは?
最近はスマホでの閲覧が多いので、スマホで見た時の対策がされてるかどうかもGoogleの検索順位に影響があります。
ですので、パソコンとスマホで情報がしっかり閲覧できる「レスポンシブ」の設計になっているかも大事です。
ここでも、ユーザーへの「相手目線」でサイトが運営できているかを一度確認する必要がありますね!
小技ポイント
①引用する時は引用タグを設置
②ユーザーにとって適切な情報を届ける
③共起語を意識する
①引用する時は引用タグを設置
引用タグを設置することで、「この記述は他からの引用」だとユーザーとクローラーに知ってもらう。
怖いのは、Googleクローラーが「すでにある重複した情報」だと認識すると、
なんとそのページはペナルティーを受けて検索順が下がってしまうのです・・・!
なので、どこかのコピペをしてページを作っちゃおうなんてことをすると痛い目を見るので、
必ず、引用を行う際には引用であることが分かるように「引用タグ」を使って伝えましょう。
②ユーザーにとって適切な情報を届ける
実は、SEOに文字量は直接関係がありません。
以前は、特定のキーワードをとにかく大量に入れれば検索順位が上がるなんて考えられていて。
文脈関係なくひたすらに特定のキーワードを入れ込むことで
SEO対策していたこともあったのですが、今は完全にNGです。
文字数が多ければOK。ということではないことは絶対に意識して下さい。
しかし、ユーザーが「適切に」「必要としている」「有益な情報」を網羅的に記載しているページは、
必然的に文字数が多くなりますので、多いからダメということでもありません。
文字数を増やすことが目的ではなく、ユーザにとって適切なキーワードを入れながら、
価値のある情報ページを意識していきましょう。
③共起語を意識する
サイトのテーマ通り、情報がきちんと記載されているとGoogleにクローリングしてもらうために
「共起語」を活用する方法があります。
共起語は、特定のキーワードと関連のあるキーワードです。
例えば、「ディズニー」というキーワードと一緒に使われやすいキーワードだと、
「ミッキー」「ミラコスタ」「エレクトリカルパレード」などです。これが「共起語」です。
Googleのクローラーは、その分野についてテーマに沿った適切なキーワードがあるコンテンツだと認識してくれます。
注力したいキーワードの共起語となりやすい語句を交えた文章の方が、良い評価を得られる可能性が高まります。
共起語分析ツールなどもあるので、
SEOをしっかりとやっていきたい場合は「共起語」も意識しながらページを構成してみましょう。
まとめ
結局、どのサービスにも目的があり、相手がいます。
その根本的なところをしっかりと理解してとにかくひとつひとつ丁寧に積み上げていくことが重要です。
SEOであっても仕組みを理解し、ユーザーへの「相手目線」を考えて行っていきましょう。