集客と聞いて「営業」「SNS運用」「WEBサイトを作る」と最初に頭に浮かんだら要注意!
がんばって集客してもなかなかうまくいかない方は、是非参考にしてみて下さいね!
ということで、集客とは?についてこれまで集客コンサルをしてきた際に
現場でとても重要だと感じたポイントをまとめました。
この記事があなたのお役に立てたら嬉しく思います。
集客とは?
あなたの商品やサービスを「売っていく」為のお客様を集める活動のことです。
具体的には実店舗への来店を促したり、WEBサイトへの誘導をしたりすることですが、
「集客(人を集めること)」ができなければ売上を上げていくことはとても難しいです。
あなたのビジネスを多くの人に知ってもらうために、効果的な集客をして認知してもらいましょう。
集客に苦戦する理由
集客がうまくいかないあるある
集客がうまくいっていない原因は、
大体一番最初の入り方が間違っているケースが多いです。
まずはその「原因」を分析していくと効率的になります。
ポイント
・初期ターゲット設定のミス
・集客活動の媒体設定のミス
初期ターゲット設定のミス
あなたの商品、サービスが必要となる人の「顧客像」がはっきりとイメージされているかどうかがポイントです。
言い換えると、誰に向けて訴求をしているのかというのが最重要ポイントなんです。
正直、わかりやすい謳い文句の商品サービスは飽和しているのが現代市場の実態です。
その為、例えば「ダイエットしたい方におすすめ!」という訴求だとぼんやりし過ぎてしまいます。
競合も多くて埋もれてしまうんですよね。
であれば、「運動が苦手で仕事が忙しいけど、どうにか効率的にダイエットしたい30代サラリーマンにおすすめ!」
なんていうかなり細かいイメージをすると、悩みが絞られて見た人が振り向いてくれます。
さらに!
訴求イメージが具体的なほど、
訴求方法が明確になり効果的に集客活動がしやすくなったりします。
集客活動の媒体設定のミス
ターゲットが明確であることでこの「媒体設定のミス」は大体解決できるのですが、
それでも良かれと思って無駄な集客活動をしてしまうケースもあります。
年代や性別で人が集まる場所が違うことを考えてみて下さい!
20代男性が日々見ているものと50代女性が日々見ているものは違うと思います。
例えば、メンズスポーツウェアを販売したいと考えていて、
女性美容のチャンネルで広告を出しても目指しているターゲットへの集客効果はかなり薄いでしょう。
大袈裟に書きましたが、これは各所に落とし穴が潜んでいます。
あなたが集客したいターゲットは、YouTubeをよく見ている?Instagramを見ている?新聞?TV?
SNS1つとっても、年代や性別、家族構成や職種によって集まりやすい場所は異なります。
ここにしっかりと目を向けて、ターゲットの分析や集客活動の媒体を選んでいくべきなんです。
効率的な集客のポイント
「集客がうまくいかないあるある」の反対が1つの答えであり、
さらに、これからの時代は「あなた自身」が集客を成功させる1つの答えだったりもします。
ポイント
・ターゲットの顧客分析
・ターゲットに刺さる訴求
・独自性・差別化を図る
ターゲットの顧客分析
そもそも、あなたの商品サービスはそのお客様の問題や悩みを解決するものでしょうか?
これはターゲットを考える上でもとても重要なことです。
「これで解決できるな」と確信までいかなければ、
仮に集客できても売上まではいきません。
お客様(見込み客)は本質的に何を望んでいて、
どんな問題や悩みを解決したくて、どんな方法だったら出来るのか。
それが明確にイメージできるまでターゲットの分析を徹底的にしていくことが
集客にとって大事な考え方です。
その分析・リサーチによって、Instagramをよく利用しているターゲットであれば
そこでの訴求を強化すべきだったり、YouTubeをよく見ているターゲットであれば
YouTubeで広告を出すべきだったりと集客する媒体の設定もわかってきます。
ターゲットに刺さる訴求
ターゲットの分析ができていることで、興味を持ってもらいやすい具体的なアプローチができるようになります。
ポイント
・セールスコピー
・デザイン
・コンテンツの質
どんな言葉だと興味を持ってもらえるか?
どんなデザインだと目に留まり共感性があるか?
どんな発信コンテンツだとここなら悩み解決ができると感じてもらえる信頼性につながるのか?
魅力的な訴求は、ダイレクトにお客様の購買行動へつながります。
この情報社会では、手抜きをすればすぐに見破られます。
細かいところまで魂を込めて訴求していきましょう!
独自性・差別化を図る
ものが溢れる現代では、基本的に必要な商品サービスは飽和しています。
そこで大事なのは差別化と独自性です。
競合他社よりも優れているものはなんなのか?
その差別化こそが訴求ポイントの1つになりえます。
例えば、「どこよりも安全に高温調理ができる電子レンジ(ごめんなさい、これ魅力的な訴求なのか?!笑)です!」
など、競合と比べて何が優れているかというのは、強みになります。(ターゲットに求められているニーズであるべき)
しかし!!!
その差別化も技術の進歩により、現場でも最近では飽和してきているようにも感じます。
そこでとても大事な考え方である「独自性」というのを意識した活動をしていくべきです。
注意
どこで買うかではなく
↓
誰から買うか
例えば、とても仲のいい親切な親友が美容師だったら、
髪を切りに親友の美容室に行きます。
数多くの美容室があるにも関わらず「その人」のところへ行くのです。
独自性は商品サービスの訴求ではなく「あなた自身」を訴求することで、
あなたから買う理由へつなげていくことができます。
ここをおろそかにしないでコツコツと発信している人が、
継続的な集客成功をしている1つの要因であり現実です。
WEB集客の具体的な集客方法5選
現在、集客で欠かせないインターネット、SNS。
やはりWEBとSNSが運用できないと厳しい時代だということは事実です。
ここでは代表的な5つの集客方法を紹介します。
ポイント
・自社WEBサイト運営
・WEB広告
・SNS運用
・WEBセミナー、イベント交流会
・ダイレクトアプローチ
自社WEBサイト運営
もはや現在WEB集客をする上で自社サイトを持っていないビジネスはかなり少ないです。
WEB上の名刺と言っても良いホームページは、
お客様があなたの商品サービス情報を比較検討出来るものですので、しっかりと用意しましょう!
多くの方に見てもらうため、SEOやMEO、お客様の悩みのキーワードを戦略的に入れたり、
見てもらうサイトのデザイン性を上げて信頼性とブランディングを上げていくことで、
より効果的なホームページにし、見込み客の増加・売上UPしていくことが可能になります。
さらに、ここを起点にしてSNSの回遊導線やLINE@ので友だちになったりと
さまざまな事に紐づかせていくことができます。
SNS運用
これは独自性を作っていくためには不可欠なツールである事と同時に
無料の発信媒体でもあるので積極的に活用していくべきです。
SNSには、それぞれ媒体が持つ特性があるので、
あなたのターゲットに合わせて選定して運用していくことも可能です。
さらに詳しく
■SNSと(一般的な)特性 ※運用の方法で変化します。
・Facebook
実名登録制なので、投稿される情報の信頼度が高い
オフィシャルな情報の定期配信に適している
拡散性:低
関係構築度:高
・Twitter
20代や30代を中心とした、国内約4,500万人のユーザー数
リアルタイムの情報発信やとにかく情報を拡散したいときに有効
拡散性:高
関係構築度:低
・Instagram
20代や30代の特に女性を中心に、国内約3,300万人のユーザー数
世界観に共感させて、ユーザーをファン化しやすい性質
拡散性:中
関係構築度:高
・LINE(公式アカウント)
配信する側と受け取る側の関係性が常に1対1コミュニケーションが唯一可能なツール
拡散性:低
関係構築度:高
・Youtube
国内約6,500万人のユーザー数でTVに変わる動画メディア
拡散性:高
関係構築度:低
WEB広告
WEB・インターネット広告も様々な種類があります。
参考までに
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- リターゲティング広告
- アフィリエイト広告
- ネイティブ広告
- 純広告・バナー広告
- 記事広告
- リワード広告
- 動画広告
- SNS広告
- メール広告
- デジタル音声広告
ある程度継続的に予算をかけられるようであれば、試しに運用していく価値は充分にあります。
WEB広告のメリットは、ターゲットとする層の顧客をすぐに集めることができる点です。
興味や属性でターゲットを絞り込める為、集めていきたい顧客に対してダイレクトに訴求していけます。
例えば、上記で参考にあげた広告の中には、
キーワード設定をして検索結果の上位に表示できる広告や、
自社商品やサービスについて記事を書いてもらう記事(PR)広告
他にもアフィリエイト広告(成果型報酬広告)などもあります。
ターゲット層に合致する人に絞って集客できるという点は、
集客方法の中でも優れているといえます。
WEBセミナー、イベント交流会
認知活動の効果的な手法の1つとして、
オンラインセミナーやイベントを企画して開催することも有効です。
そのターゲットの悩みや問題に対して解決をする企画を実施していくことで、
来てくださる方々との直接のコミュニケーションも図ることが出来て、
その上で自社の商品サービスをアピールしていくことも可能です。
成約率を考えると、ただ単純に情報を発信するよりも身近に感じてもらうことで、
不安の払拭や信頼性のUPも考えられるので、定期的に企画をしていくのもおすすめです。
さらにここでも「誰から買うか」や「ファン化」を考える必要があります。
例えば、音楽業界でもAKB48がとても売れた背景に、握手会で実際に会えるというものがあります。
直接会えることでの根強いつながりや「応援する」というお客様の買うべき動機が付加されてるのがわかりますよね。
その後の継続的なビジネスを考えていくと、
お客様心理をしっかりと把握した上で成り立っているのがよくわかります。
ダイレクトアプローチ
これは少し「プッシュ型」の戦略です。いわゆる直営業です。
メールや電話で直接アポを取って商談をしていく手法ですが、
相手先にご迷惑にならないよう十分に配慮し、
適切に「ご提案」のアプローチをしていくことで関係構築をしていく方法です。
以上5つをご紹介しましたが、これらの集客活動に関しては相互に関連していて、
効果的な導線を考えることも重要なポイントです。
どれか1つを実践するのではなく、ターゲットに合わせてうまく組み合わせて運用していくのがおすすめです。
集客と同時に考えるべきこと
ポイント
・失敗と改善が成功の鍵
・リピーターを意識した導線
・顧客リストを集める重要性
失敗と改善が成功の鍵
基本的に集客には絶対的な正解はありません。
これまで書いてきた考え方や手法を実践・検証し、結果を分析し、改善していく。
そうすることでマーケティングの精度が上がり、思うような集客が出来ていきます。
まずは試す。そして成功も失敗も合わせて分析改善して、
さらに集客活動の精度を上げていくことが何よりも重要になります。
リピーターを意識したビジネス設計
集客できて、購入いただいて、はい終わり!ではありません。
そのサービス商品が本当に満足するものなのかを必ずフィードバックできるようにすることで、
よりお客様の問題解決やニーズに合ったものになっていきます。
さらに、その一生懸命な姿勢こそが信頼・信用につながり「あなたから買いたい」という方向へ進んでいきます。
どれだけコアで根強いファンを作れるか。応援されるような商品サービスであるのか。
「相手目線」を最大限に意識して設計していきましょう。
顧客リストを集める重要性
こんな話を聞いたことありますか?
「江戸時代に呉服屋が家事になった時、顧客台帳を持ち出し井戸に投げ込んだ」という話
商人の家が火事になった時、その主人は何を持って逃げるのか?
金庫の現金でも貴重品でもなく、答えは顧客台帳だ!
要するに、目の前の限りあるお金よりも、今まで購入してくれた方々の連絡先さえあれば、
その後また商売が始められるからことですよね。
ここから、今の時代メールアドレスや、LINEアカウントのリストを
コツコツ集めていくということの重要性が見えてくると思います。
まとめ
この記事の一番最初に「集客と聞いて「営業」「SNS運用」「WEBサイトを作る」と最初に頭に浮かんだら要注意!」
と書かせていただきましたが、これはテクニックや手法に捉われるのではなく、
相手目線を考えたターゲティングをすることが最優先事項だということをお伝えしたかったということです。
あなたがビジネスをする相手は悩みを持った「人間」です。
その方が感じている問題を解決するために、あなたの商品サービスは存在します。
私は、その相手をどこまで真剣に考えて行動するかが最も大切であり、
それが継続的な集客の成功につながるものだと考えています。
「相手目線」
これはビジネス以外にも通じる大事なこと。
集客も、このターゲットのことを考えたマーケティング思考がとても大事だということを
今回の記事でお伝えできていれば幸いです。